大爆走PART XIII 動画の編集

今回は合成部分を少し増やそうと思っていましたので、ちょっと多めにしてみました。
例えば最後の、杖をついた老人が出てくる場面。
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砂浜(鉄道模型用のバラストです)を大きい包装紙に敷き詰め、カマロが刺さっていると仮定して人形を動かし、撮影します。
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上の動画に、100円ショップで買った黄緑色のフエルトに小さい穴を開けてカマロを差した静止画を撮ります。合成なんかしなくても直に砂に埋めればいいじゃないか、とお思いでしょうが足りなかったんですよ砂が。。。
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finalcutpro xのムービーエフェクトにあるキーイングで黄緑色を抜き
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カマロの位置や大きさを決めて決定します。背後の黒い部分は、海を想定しているので、黄緑色のフエルトを置いておきました。で、
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海岸で動画を撮影して来て(自宅から近いのです)はめ込むと、動画の画像になるのですが....いまさら気付いてしました...
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カマロが突っ込んだ先に海があるのなら、こっちで出なければいけないんですよねえ。。。。夜中に撮影していて、早く終わらせようとしたのがいけなかったんですね....。

これは一つ前のカットですね。
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画象の上にあるのは大きい包装紙です。
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同じようにフエルトに差したカマロを撮影し、倍率を下げます。
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キーイングで黄緑色を抜きます。カマロ自体や周りもぼやかしたりして違和感がないようします。
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これにも海の動画を被せて
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あら、ブログ用に作り直したのでちょっとズレてますね〜。
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で、動画全体をエフェクトにある「8mmフィルムを薄くかけて、青みを強調して出来上がり。お金とワルサーの交換のカットや銃撃シーンなども、壁に黄緑色のフエルトを画鋲で留めて撮影しました。
モデルガンなんかは照明の当て方を工夫しないと、部分的に影が出て合成する時に残っちゃって困ります。

お次ぎは音の編集。
今まで車の音は、60年代〜70年代の日本の効果音レコードで誤摩化していましたが、なんとかならないかと探していると、ありました。
大元の音源は1982年にLPレコードで発売されたものらしいです。
Itune storeで音声データ(AACの256kbps)として売っているなんて便利な時代ですね〜。このアルバムからはr30パト(SKYLINE2000GT-R)、ヨンメリパト(PRINCE SKYLINE GT-B)、セリカLB(TOYOTA 1600 GT)を使いました。とはいえ、こちらが思うようなカーアクション系の音(吹かしながら急発進やフルスロットルで走って来て急停車など)が無いので音程を上げたり、別にタイヤのスキール音を足したりと動画では使い辛くはありますが、音の資料としては良いですね〜。
Itune storeで効果音を探すのが面白くなり、この他にも派手な爆発音やクラッシュ音、カーチェイス音、80年代のハリウッド映画でよく聞いた銃声なんかもあり、少し買って動画に使いました。
ですが、一つの音源が150円〜250円ですからねえ(アルバムだとお得な値段ですが、それでもかなり高い...)、調子に乗ってあれもこれも買うと、とんでもない額になるので注意が必要です。
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PROTOOLSという音楽音声編集ソフトで効果音を付けています。一つのシーンに、それぞれの車のエンジン、タイヤのスキール、パトカーのサイレンに爆発音なんかをそれぞれ複数足して、それを右だ左だと移動するミニカーに合わせて音をパンするので音声トラックが増えていきます。